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犬の急性膵炎2020/11/08

今回はワンちゃんの急性膵炎についてのコラムです。

重症化すると、死に至ることもある怖い病気です!

膵臓の役割

膵臓は食べたものを消化するための酵素を分泌したり、

インスリンなどのホルモンを産生する重要な臓器です。

急性膵炎の症状

症状は様々ですが、「食欲不振」「元気消失」「嘔吐」「下痢」「腹痛」などがあります。

伏せの状態でお尻だけを上げる姿勢(祈りのポーズ)や体を丸める仕草がある場合、

ワンちゃんが腹痛を感じている可能性があります。


どうして起こるのか

十分には解明されていませんが、何らかの原因で膵臓の消化酵素が自分自身を溶かし、

破壊してしまうことで炎症が起きるとされています。

重度の場合、炎症が膵臓に留まらず、膵臓の周辺臓器(胃や十二指腸・空腸結腸・肝胆道系)

に炎症が及び、致死的となります。

リスク因子は?

犬種(ミニチュアシュナウザー・トイ種・スパニエル種)

・年齢(6,7歳齢以降の中高齢に多いとされている)

肥満

・基礎疾患(高脂血症甲状腺機能低下症副腎皮質機能亢進症糖尿病など)がある

・食事(高脂肪食のあげすぎ)

などです。

膵炎の治療

上でも書いたように、重症化すると多臓器に合併症が生じ、治療が難しくなります。

他の病気もそうですが、早期に治療を開始することが重要なポイントとなります!

・組織の循環を良くするための輸液

・嘔吐を抑えるための制吐剤

・腹痛を緩和するための鎮痛薬

などを組み合わせて治療を行います。

他にも、状況によっては抗菌薬や、近年開発された、白血球の働きを抑えることで

抗炎症作用を発揮する薬を使用することもあります。

また食事も膵炎の治療の重要ポイントとなります。

低脂肪食を、消化器症状に注意しながらあげていきます。

予防策は?

高脂血症や肥満が膵炎発症のリスクを高めると言われているので、

脂肪の取りすぎに気を付けることは大事です。

過去に膵炎に罹った場合、再発の可能性もあります。

慢性化して「慢性膵炎」に移行するケースもあります。

食事に気を付けながら、日ごろからワンちゃんの状態をよくみておきましょう。

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