動物園の触れ合いコーナーなどでおなじみのモルモットは、南米に生息している、テンジクネズミを古代インディオが家畜化したといわれています。性格が温厚であり、様々な被毛のながさや毛並みの品種もあることから、最近はペットとしての人気が出ています。同じ草食げっ歯類のうさぎと食性は似ていますが、体内でビタミンCを合成できないため、食餌で補う必要があります。
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前述のように、体内合成できないため、不適切な食餌で起こります。ビタミンCが不足すると、抵抗力が低下し、肺炎、腸炎、結膜炎をおこしたり、歯茎から出血を起こすこともあります。骨の変形、関節炎、不正咬合が起こることもあります。
ウサギと同様、食餌中の繊維質の不足、ストレスなどが原因で起こります。食欲が減る、お腹が張る、膨らむ、便が小さいまたは出ないなどの症状が見られたら要注意です。重症例では、死亡することが多くとても怖いトラブルです。 適切な食餌や、ストレスをかけないことが大切です。
げっ歯類であるモルモットの歯は、一生伸び続けます。牧草などの繊維質の食べ物で、十分に咀嚼し、すり減らし正常な長さに保つことが必要です。ペレットや野菜中心の食生活を続けると、咬み合せが悪くなり、舌や頬に傷を作ったり、歯の根の変形や炎症を招き、食事が採れなくなることがあります。ビタミンC不足も原因になります。急に食べなくなったり、多量のよだれが出たり、歯ぎしりをするようになると、疑いがあります。
口腔内検査やレントゲンで確定し、必要なら、歯を削って治療します。重症例では一生定期的な処置が必要な場合もあるため、早期に対処することが必要です。
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和泉市にあるアットホームな動物病院 いぶきの動物病院 〒594-0041 大阪府和泉市いぶき野2丁目9-1(駐車場8台完備) 診療時間 9:00~12:00/16:00~20:00(定休日:水曜日/日・祝日の午後) TEL 0725-50-1000 午前・午後共に 予約優先制 |
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