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犬の下痢の原因や症状、診断や治療法|獣医師が徹底解説!|大阪府和泉市のいぶきの動物病院2024/11/16
和泉市、堺市、岸和田市の皆さん、こんにちは!
大阪府和泉市にある「いぶきの動物病院」です。今回は犬の下痢について、飼い主様に向けてわかりやすく解説いたします。
このブログでは、犬の下痢の原因や症状、診断の流れ、治療法について詳しく説明しますので、愛犬の健康管理に役立ててくださいね。
犬の下痢は、さまざまな原因によって引き起こされる一般的な症状です。下痢が続くと脱水や栄養不良のリスクが高まるため、特に注意が必要です。ここでは、犬の下痢について原因や症状、対処法を解説します。
下痢の主な原因
1. 食事の変化や不耐性:新しいフードを突然与えると、犬の消化器官が驚いて下痢を引き起こすことがあります。
2. 食べ物アレルギー: 特定の食材が犬に合わず、下痢を起こすことがあります。
3. 食べてはいけないものを誤食: ゴミや毒性のある植物、化学物質などの誤食は消化器官を刺激します。
4. 感染症: ウイルス(例:パルボウイルス)、細菌(例:サルモネラ)、寄生虫(例:回虫)などの感染が原因になることがあります。
5. ストレス: 環境の変化や強い不安が犬の消化器官に影響を及ぼし、下痢を引き起こすことがあります。
6. 基礎疾患: 慢性腸疾患やホルモン異常(例:甲状腺機能低下症)が原因の場合もあります。
下痢の種類と症状
• 急性下痢: 突然始まり、通常は数日以内に治まります。軽度の消化器トラブルが原因であることが多いですが、重篤な問題を示す場合もあります。
• 慢性下痢: 2~3週間以上続く下痢。基礎疾患や消化器系の慢性疾患が疑われます。
• 水様性の下痢: 水のような下痢は脱水リスクが高く、早急な対応が必要です。
• 血便: 血が混じる場合、腸粘膜を損傷している可能性があります。
受診が必要な場合
以下のような場合には、すぐに獣医師に相談してください。
• 下痢が24~48時間以上続く
• 血液が混ざっている
• 嘔吐を伴う
• 元気がなく、食欲もない
• 脱水の兆候がある(皮膚が戻らない、口が乾いているなど)
自宅でできる応急処置
1. 絶食: 12時間程食事を控えることで消化器を休ませることができます。ただし、水分補給は欠かさないようにしてください。
2. 消化に良い食事: 茹でた鶏肉(皮と脂肪を取り除いたもの)や白米などの消化しやすいものを少量ずつ与えてください。
3. 水分補給: 脱水を防ぐために、新鮮な水を常に用意しておきます。
予防策
• 食べ物の管理を徹底し、毒性のあるものを避ける
• 定期的な駆虫とワクチン接種を行う
• ストレスの少ない環境を提供する
• フードの変更は徐々に行う
犬の健康状態は日々の観察が大切です。異変を感じたら早めに獣医師に相談することで、大きな病気を未然に防ぐことができます。