犬の心臓病の原因や症状、診断や治療法|獣医師が徹底解説!|大阪府和泉市のいぶきの動物病院

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犬の心臓病の原因や症状、診断や治療法|獣医師が徹底解説!|大阪府和泉市のいぶきの動物病院2024/11/03

大阪府和泉市のいぶきの動物病院 和泉市、堺市、岸和田市の皆さん、こんにちは!

大阪府和泉市のいぶきの動物病院です。

今回は、犬の心臓病についてお話しします。

心臓病は特に高齢の犬や一部の犬種に多く見られますが、

早期発見と適切な治療で、犬たちは元気に過ごすことができます。

このブログでは、心臓病の原因や症状、診断、治療、そして予防について、

わかりやすく解説していきます。どうぞ愛犬の健康管理の参考にしてくださいね。

 

  • 原因

犬の心臓病には、いくつかの原因があります。

ここでは、主なものをご紹介します。

 ・遺伝的な要因 犬種によっては、心臓病である僧帽弁閉鎖不全症にかかりやすい遺伝的傾向があります。

たとえば、キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルやシーズー、マルチーズは僧帽弁閉鎖不全症にかかりやすい犬種として知られています。

こういった犬種を飼っている場合、定期的な健康チェックが特に大切です。

・年齢

犬も人と同じように、年齢を重ねると心臓に負担がかかり

病気が発症しやすくなります。

特に7歳以上の中高齢の犬は心臓の健康状態を定期的に

確認することをおすすめします。

・生活習慣

運動不足や肥満、不適切な食生活も心臓に負担をかける原因になります。

特に肥満は心臓に余計な負担をかけ心臓病を引き起こすリスクを高めますので

日々の生活習慣の管理が重要です。

 ・その他の病気

他の病気、例えば糖尿病や高血圧なども心臓に負担をかけることがあります。

これらの病気があると心臓病のリスクも高くなりますので、

他の疾患がある場合は併せて治療を行う必要があります。

 

  • 症状

心臓病の症状は犬によって違いますが、

特に気をつけたいサインをご紹介します。

愛犬が以下のような症状を見せたら、早めに獣医さんに相談してくださいね。

 ・咳や呼吸が苦しそう

心臓病の初期症状のひとつに咳があり、進行すると呼吸困難やチアノーゼ(酸素が体に行き渡らずに舌や粘膜が紫色になること)があります。

特に夜間や運動後に咳が増える場合は、心臓の問題が疑われることがあります。

・すぐに疲れてしまう

元気いっぱいだった犬が運動不耐性といい、急に運動を嫌がるようになったり、

すぐに疲れてしまう場合、心臓に負担がかかっているかもしれません。

心臓が血液を全身にうまく送り出せないと、犬も元気をなくしてしまいます。

 ・食欲がない、体重が減る

 心臓の病気が進行すると、悪液質といい、食欲が落ちたり体重が減少することがあります。

体重が急に減る場合は早めに診察を受けることが大切です。

・お腹や脚のむくみ

心臓がうまく機能していないと、水分が体に溜まりやすくなり、

お腹が膨れたり、脚がむくんだりすることがあります。

これも心臓の病気のサインですので、見逃さないようにしましょう。

 

  • 診断の流れ

愛犬に心臓病の疑いがある場合、診断は慎重に行われます。

ここでは、病院での一般的な診断の流れをご紹介します。

 ・問診

まず飼い主さんから犬の普段の様子や症状について詳しくお話を伺います。

咳の頻度や時間帯、疲れやすさ、運動時の変化などを教えてください。

 聴診 次に、獣医師が聴診器を使って心臓の音を確認します。

心雑音(心臓の異常な音)が聞こえた場合、心臓病の疑いがあります。

 ・レントゲン検査

心臓の大きさや形を確認するために、レントゲン検査を行います。これにより、心臓が大きくなっていないか、肺に水が溜まっていないかをチェックします。

・心エコー検査

 超音波を使って、心臓の内部を詳しく調べます。

心臓弁や心筋の状態を確認し、心臓病の種類や進行具合を判断します。

 ・ 血液検査

血液検査で、心臓病の診断の補助となる心臓マーカーや他の臓器の状態を確認します。

腎臓や肝臓が正常に機能しているかどうかも重要なポイントです。

 

  • 治療の流れ

心臓病の治療方法は、病気の進行具合や犬の状態によって変わります。

以下は一般的な治療方法です。

・ 薬物療法

心臓病の治療では、まず薬物療法が一般的であり

病状により内服を調整していきます。

心臓の働きを助ける薬や、血管を広げる薬、余分な水分を体から排出する薬が

使われることが多いです。

これにより、心臓にかかる負担を減らします。

・外科療法

心臓病の種類によっては手術により根治を目指せるものもあります。ただ、専門的な知識・技術が必要となる為、専門的な2次病院を紹介させていただき

 ・食事療法

塩分を制限した食事や、心臓の機能をサポートする栄養素が含まれたフードが推奨されます。

食事内容については、獣医師のアドバイスを参考に、

適切なものを選んでください。

・定期的な検診

心臓病は進行することが多いので、

定期的な検診で症状の変化をチェックすることが大切です。

治療の効果や病気の進行具合を確認し、

必要に応じて治療方針を見直していきます。

 

  • 予防方法

完全に心臓病を防ぐことは難しいですが、

以下のポイントを押さえておくと、心臓病のリスクを減らすことができます。

・定期的な健康診断

早期発見が何よりも大切です。

特に高齢犬や心臓病のリスクが高い犬種は、

定期的に心臓の健康チェックを受けるようにしましょう。

 ・健康的な食事と運動

肥満は心臓に大きな負担をかけます。

適切な食事と運動を取り入れることで、心臓病の予防に繋がります。

ただし、過度な運動は逆効果なので、愛犬に合った運動量を心がけてください。

 ・ストレスを減らす

 犬もストレスがかかると、心臓に負担がかかることがあります。

環境の変化や過度な刺激を避け、リラックスできる環境を整えることが大切です。

 

最後に

犬の心臓病は、早めのケアと治療で犬の生活の質を大きく向上させることができます。

飼い主さんが日常の中で愛犬の様子をしっかり見守り、

少しでも気になることがあれば、早めに動物病院に相談することが大切です。

 私たちいぶきの動物病院では、愛犬の健康を全力でサポートしています。

心臓病が心配な方や、健康チェックをしてみたいという方は、

どうぞお気軽にご相談ください。

 

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