肥満2020/06/13
肥満とは、脂肪細胞に過剰な脂肪が蓄積している状態をいいます。
ワンちゃんでは適正体重を15%以上、ネコちゃんでは20%以上オーバーすると肥満とみなされます。現在、日本のワンちゃんとネコちゃんの3頭に1頭が「肥満」または「太り気味」と言われ、年々その数は増加傾向にあります。
肥満は様々な病気の原因となるため、普段は症状が現れなくても気づかないうちに健康に影響を与えている可能性があります。
具体的には 心臓の病気 や 腫瘍(がんなど)、糖尿病 、関節痛 などのリスクを高めることになります。
肥満の原因
・過食……高カロリーの食事をたくさん食べるペットちゃんは体重が増えやすいです。
・避妊・去勢……手術をした後は、体重が増えやすい体質になります。
・運動量の減少……運動量が少ないと必要なエネルギー量が減少し、太る傾向があります。
・年齢……高齢になると代謝が落ち、エネルギーが余ってしまうことで、肥満に繋がります。
・病気……一部のホルモンの病気などで太りやすくなることがあります。
肥満による悪影響
肥満が進行すると、様々な病気にかかったり悪化する可能性が高くなり、高齢だと特に危険です。
悪影響として例えば、関節や靭帯の病気、心臓病、糖尿病、腫瘍(がんなど)、抵抗力の低下、炎症性疾患の悪化、皮膚病
などがあげられます。
減量法
①→食事の回数を増やす
例えば1回の食事量を減らし、1日2回だった食事を3回に増やしてみることで胃が空っぽになる時間を短くすることができ、間食が減り、本人にとってもストレスなくダイエットすることができます。
②→食事の見直し
ワンちゃん・ネコちゃんのダイエット向けの療法食や、年齢に合ったお食事もありますので、獣医師に相談の上で、ペットちゃんに合ったお食事を見つけましょう。
③→適度な運動
ワンちゃん……ワンちゃんのペースに合わせた散歩をしましょう。時間の許す限り散歩の回数を増やしたり、歩く距離を増やすなどの工夫をしましょう。
ネコちゃん……キャットタワーなど、お家で上り下りできる環境を作ってあげましょう。
※急激な食事制限や過度な運動、体重減少は、ワンちゃん・ネコちゃんにとって身体的にも精神的にもストレスとなってしまいます。
ペットちゃんに合ったダイエット方法を見つけるためにも、まずはお気軽にご相談ください!