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涼しくなってきましたね2021/09/30
こんにちは、今月のブログを担当します獣医師の中村です。
僕は趣味で神社巡りをしています。今までも有名な神社や古びて誰もいない神社、google mapにも載っていない怪しい神社など色々行ってきました(怖い思いもしました)。
神社という場所は不思議なところです。きちんと管理されている神社は、鳥居をくぐると少し肌寒くて凛とした気持ちになります。
先日は、人生初めて京都の洛北にある貴船神社に行ってきました。(7月の土砂崩れで電車が通ってなかったのですが、先日やっと行けるようになったんです!)
貴船神社はかつての首都 京都の水源を司る重要な場所のため、歴史が古く、約1300年前にはすでに御社殿の造替が行われていたとの記録があります。
祀られている高龗神(タカオカミノカミ)は最も古い神の一柱で、夫である伊奘諾尊(イザナギノミコト)と妻である伊弉冉命(イザナミノミコト)の最後の子供、火の神 軻遇突智(カグツチ)から生まれました。
その生まれ方が壮絶でして、実はカグツチを生んだイザナミはカグツチ誕生の際、カグツチの発する火に焼かれ死んでしまいます。妻の事が大好きなイザナギは「(今までたくさん子供を生んできたのに)ただ一人の子のせいで最愛の妻が死んでしまった!」と実子カグツチに恨みを募らせます。
この夫イザナギ、神としては立派なのですが父親としては少々アレでして、やってしまうんですよね。剣を抜いて自分の末っ子であるカグツチを二回も切り裂さき亡き者とします。そして、そのとき指の間から流れ落ちる血から水の神である高龗神(タカオカミノカミ)は生まれました。グロい。なので、高龗神(タカオカミノカミ)の別名は闇龗(くらおかみ)と言います。神様の家庭は闇が深いですね。
後日談として、夫イザナギは妻イザナミに会いたくてあの世に出かけます。しかし、そこには肉が腐り落ちウジ虫だらけの妻が。その姿を見た夫イザナギは人生最大の全力疾走でこの世に逃げ帰ります・・・
話が脱線してしまいましたね。貴船神社の話です。
貴船神社は強力な「縁結び」のご利益がある名高い神社です。ぜひ一度参られてみてはどうでしょうか。