犬の皮膚が突然赤くなるのはなぜ?|考えられる原因と受診の目安2026/06/07

犬の皮膚が突然赤くなるのはなぜ?|考えられる原因と受診の目安
犬の皮膚が突然赤くなる原因はさまざまです。
虫刺されのような一時的なものもありますが、アレルギーや感染症など治療が必要な病気が隠れていることもあります。
また、犬はかゆみや違和感から皮膚をなめたり掻いたりするため、短時間で症状が悪化することも少なくありません。
今回は、犬の皮膚が突然赤くなる原因や、受診した方がよいケースについて解説します。
ぜひ最後までお読みいただき、愛犬の皮膚トラブルに早く気づけるよう参考にしてください。
犬の皮膚が突然赤くなる主な原因
犬の皮膚が突然赤くなった場合、飼い主様は驚いてしまうかもしれません。
皮膚が突然赤くなった背景には、以前から軽い炎症があり症状が目立つようになったケースもあれば、虫刺されやアレルギー反応によって短時間で赤みが現れるケースもあります。
犬の皮膚が赤くなる原因はひとつではありません。
赤みが出ている場所や、かゆみの有無などによって考えられる病気が異なります。
アレルギー
犬の皮膚が突然赤くなった場合、まず考えられる原因のひとつがアレルギーです。
アレルギー反応によって皮膚に炎症が起こると、赤みやかゆみが現れることがあります。
アレルギーの原因には以下のようなものがあります。
- ・食べ物
- ・花粉
- ・ハウスダスト
- ・ダニ
- ・草木
アレルギーによる皮膚炎では、顔や耳、足先、お腹などに赤みが出やすい傾向があります。
接触性皮膚炎
散歩中に触れた草や薬剤、シャンプーなどが刺激となり、皮膚が赤くなることがあります。
これが接触性皮膚炎です。
接触した部分に限定して症状が出ることが多く、次のような場所に赤みが見られることがあります。
- ・お腹
- ・脇の下
- ・足先
- ・内股
接触性皮膚炎では、原因物質との接触が続くと赤みやかゆみが悪化することもあるため注意が必要です。
細菌感染
皮膚のバリア機能が低下すると、細菌が増殖して皮膚が突然赤くなることがあります。
細菌感染による皮膚炎では、赤みだけでなく次のような症状が見られることがあります。
- ・かゆみ
- ・脱毛
- ・かさぶた
- ・膿
皮膚の赤みが広がっている場合や、ジュクジュクしている場合は注意が必要です。
マラセチア皮膚炎
犬の皮膚にはもともとマラセチアという酵母菌が存在しています。
しかし、皮膚環境が乱れると異常に増殖し、炎症を起こして赤みが出ることがあります。
マラセチア皮膚炎では皮膚の赤み以外に以下のような症状が見られます。
- ・かゆみ
- ・べたつき
- ・独特のにおい
マラセチア皮膚炎は耳や脇の下、足先などに発生しやすい病気です。
虫刺され
蚊やノミ、ダニなどの虫に刺されたことで、一時的に皮膚が赤くなることもあります。
虫刺されの場合は限られた範囲に赤みが出ることが多く、数日で落ち着くことも多いです。
しかし、虫刺されによって強いアレルギー反応を起こしている場合は症状が悪化することもあるため注意が必要です。

動物病院を受診した方がいいケース
犬の皮膚が赤くなっていても、一時的な刺激による軽い炎症であれば自然に落ち着くことがあります。
しかし、次のような症状が見られる場合は早めの受診をおすすめします。
- ・しきりに掻く
- ・皮膚をなめる
- ・脱毛している
- ・フケが増えている
- ・皮膚がべたつく
- ・膿が出ている
これらの症状は皮膚トラブルが悪化しているサインでもあります。
皮膚のトラブルは悪化すると治療に時間がかかることもあるため、原因を特定するためにも早めに動物病院に相談しましょう。
自宅で注意したいこと
犬の皮膚が赤くなっているときは、飼い主様が気になって触ってしまうこともあるかもしれません。
しかし、むやみに赤くなった部分に触ったり自己判断で人用の薬を塗ることは避けましょう。
とくに人用の外用薬の中には犬に使用できない成分が含まれていることがあります。
また、かゆみが強い場合はエリザベスカラーなどを利用し、皮膚を傷つけないようにすることも大切です。

まとめ
犬の皮膚が突然赤くなった場合、アレルギーや接触性皮膚炎、細菌感染、マラセチア皮膚炎などさまざまな原因が考えられます。
一時的な赤みで済むこともありますが、強いかゆみや脱毛を伴う場合は治療が必要な病気が隠れていることも少なくありません。
愛犬の皮膚に突然赤みが現れた場合は、症状が悪化する前に動物病院へ相談することをおすすめします。
当院では犬の皮膚科診療にも対応しております。
皮膚の赤みやかゆみなど気になる症状がありましたら、お気軽にご相談ください。
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