愛犬のフケが多くなってきた?|注意点と予防について解説2026/09/07

愛犬のフケが多くなってきた?|注意点と予防について解説
「最近うちの子、フケが増えた気がする」
「ブラッシングをすると白い粉のようなものがたくさん落ちるようになった」
と心配になったことはありませんか。
本来犬の皮膚は約3週間かけて新しく作られて、古くなった皮膚の細胞は剥がれ落ちます。
この古くなって剥がれ落ちたものがフケです。
フケは少量であったり、一時的に出るだけでしたら問題ありません。
少量のフケは皮膚の新陳代謝がスムーズに行われている証拠です。
しかし急にフケが増えたり、かゆみや脱毛などの症状が伴ったりする場合は思わぬ原因が隠れている可能性があります。
今回の記事では
- ・愛犬のフケが多くなる原因
- ・愛犬のフケに対する治療法と対処法
について解説します。
ぜひ最後までお読みいただき、愛犬のフケの対策にお役立てください。
愛犬のフケが多くなる原因
愛犬のフケが多くなる原因は
- ・日常のケアの仕方によるもの
- ・乾燥によるもの
- ・体質や病気によるもの
に大きく分かれます。
それぞれについて解説していきます。
日常のケアの仕方によるもの
愛犬のブラッシングやシャンプーをすることは、皮膚を清潔に保つ非常に大切なケアです。
ブラッシングやシャンプーの頻度を少なくしてしまうと、古くなったフケが溜まり、汚れも皮脂も多くなってしまいます。
乾燥によるもの
犬の皮膚は人間と比べると薄く、水分が蒸発しやすく乾燥しやすいです。
特に冬やエアコンが効いた室内では乾燥の影響を受けやすくフケが出やすくなる傾向があります。
愛犬の体質に合わないシャンプーの使用やシャンプーのやりすぎも皮膚の環境を乱し、乾燥を招く要因になります。
体質や病気によるもの
フケが多く痒みや脱毛などの症状が出ている場合は、以下の病気が絡んでいることがあるのです。
- ・アレルギー性皮膚炎
- ・脂漏症
- ・細菌や真菌、外部寄生虫などの感染症
- ・内分泌疾患
ここからはそれぞれの病気について解説していきます。
アレルギー性皮膚炎
食物あるいは環境によるアレルギーの体質を持っていると、皮膚のバリア機能が低下し、フケが目立つようになります。
またフケの他に、
- ・体を痒そうにする
- ・足や指の間を舐める
- ・皮膚が赤くなっている
などの症状が出て、愛犬にとって大きなストレスになります。
乾性脂漏症
乾性脂漏症は皮膚が新しく生まれ変わるサイクルが通常より早くなることでフケが多くなってしまう疾患です。
またフケ以外に
- ・痒みを伴う
- ・体臭が強くなる、あるいは変わる
- ・触るとベタベタとする
などの特徴的な症状が出てきます。
細菌や真菌、外部寄生虫などの感染症
ノミやダニなどの寄生虫もフケの原因です。
特に犬のフケが非常に多く、強いかゆみがある場合は、ツメダニなどの寄生も考えられます。
皮膚のバリア機能が低下すると細菌やマラセチアなどの真菌が増殖しやすくなり、フケを伴うこともあります。
内分泌疾患
愛犬が高齢の場合、内分泌疾患を発症してフケが出始めていることも珍しくありません。
甲状腺機能低下症や副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)などの内分泌疾患では、皮膚の新陳代謝が乱れ、フケが増えることがあります。
フケの他に、左右対称の脱毛や皮膚が薄くなるなどの症状を伴うこともあります。

愛犬のフケに対する予防法と対処法
愛犬のフケは日常ケアのうち、主に
- ・ブラッシングとシャンプー
- ・保湿
- ・フード
の工夫次第で大きく改善することがあります。
ブラッシングやシャンプーを定期的にすることによって、毛根についた汚れや余分なフケや皮脂を取り除くことができ、それが結果的に皮膚上の環境を整えることにつながります。
また愛犬の皮膚に合う保湿スプレーやクリームを使うと、皮膚の調子が整いフケが出にくくなるのです。
フードは体内の栄養状態を整えるために重要な要因です。
特に、皮膚や被毛の健康を維持するためには
- ・オメガ3脂肪酸やオメガ6脂肪酸
- ・良質なたんぱく質
- ・ビタミン類
などをバランスよく含んだフードを選ぶことが大切になります。
フケが多い原因に病気が絡んでいる場合、日常ケアを変えただけでは改善しません。
特にフケ以外のかゆみや赤みが出るほどの症状を伴っていると、愛犬に大きなストレスになっていることもあります。
その場合は動物病院に受診しましょう。
適切な診断と薬による治療で、かゆみや赤みを和らげることができます。
痒み止めや抗生物質による治療と日常ケアを組み合わせることで、皮膚の状態が改善しフケを減らせることがあります。

まとめ
愛犬のフケが多くなる原因には、環境や日常ケアだけでなく、アレルギー性皮膚炎や脂漏症、感染症、内分泌疾患などの疾患が隠れていることもあります。
愛犬のフケを放置し、脱毛やかゆみを伴う症状が出てくると、愛犬のストレスが大きくなり体調を崩しやすいです。
当院では犬猫の皮膚治療に力を入れており、皮膚病の早期診断と皮膚ケアの仕方・対処法の提案をしています。
日常のケアで改善しない場合は、早めに動物病院で診察を受けましょう。
愛犬のフケやかゆみなど何か気になることがありましたら、当院までご相談ください。
大阪府和泉市の動物病院
いぶきの動物病院





















