犬が足をなめる理由とは?|考えられる原因と受診の目安2026/03/07

犬が足をなめる理由とは?|考えられる原因と受診の目安
「愛犬がしきりに足をなめている」
「前足や肉球をずっとなめていて心配」
「犬が足をなめるのは癖なの?」
このような疑問や不安を感じたことがある飼い主様もいらっしゃるのではないでしょうか。
犬が足をなめる行動は、軽いかゆみや汚れが原因のこともあります。
しかし、皮膚のトラブルやアレルギーなどの病気が関係している場合もあるため注意が必要です。
とくに同じ場所を繰り返しなめている場合は、皮膚炎が進行してしまうこともあります。
今回は、犬が足をなめる理由や、動物病院を受診した方がよいケースについて解説します。
ぜひ最後までお読みいただき、愛犬の足のトラブルに早く気づけるよう参考にしてください。
犬が足をなめる主な理由
犬が足をなめる理由はいくつかあります。
一時的なものから病気が関係するものまでさまざまな原因があるため、様子をよく観察することが大切です。
皮膚のかゆみ
犬が足をなめる理由として多いのが、皮膚のかゆみです。
足先や肉球の周囲は地面に触れることが多く、刺激を受けやすい場所です。
皮膚にかゆみがあると、犬はその部分をなめてかゆみを和らげようとします。
かゆみの原因としては、次のようなものが考えられます。
- ・アレルギー
- ・細菌感染
- ・マラセチア感染
- ・寄生虫
犬が足を頻繁になめている場合、皮膚の赤みや脱毛、湿った皮膚炎が見られることもあります。
アレルギー性皮膚炎
アレルギー体質の犬では、足をなめる行動がよく見られます。
とくにアレルギー性皮膚炎では、
- ・足先
- ・指の間
- ・肉球の周囲
にかゆみが出やすくなります。
次のような症状がみられる場合は、アレルギーが関係している可能性があるため、早めの受診がおすすめです。
- ・足先をしきりになめる
- ・指の間が赤い
- ・耳をかく
- ・体をかゆがる
アレルギーの場合は、原因となる物質への対策や治療が必要です。
ストレスや退屈
犬が足をなめる理由として、ストレスや退屈が関係していることもあります。
- ・長時間のお留守番
- ・運動不足
- ・環境の変化
などによってストレスがたまると、犬は自分の足をなめることで気持ちを落ち着かせようとすることがあります。
このような行動は「常同行動」と呼ばれることもあり、習慣化するとやめにくくなる恐れがある点には注意が必要です。
ただし、ストレスによるものだと思っていたら、実際には皮膚炎が隠れているケースも少なくありません。
足をなめる行動が続く場合は、皮膚の状態を確認することが大切ですね。
異物やけが
足に異物が刺さっていたり、小さな傷ができていたりすると、犬は気になる部分をなめることがあります。
たとえば次のようなものが原因になることがあります。
- ・草の種
- ・小さなトゲ
- ・肉球の傷
- ・爪のトラブル
とくに散歩のあとに足をしきりになめている場合は、足の裏や指の間を確認してみるとよいでしょう。
ご自宅では確認が難しい場合は動物病院で相談してみましょう。

犬が足をなめ続けるとどうなる?
単に「足をなめているだけだから」といってご自宅で様子を見ることもあるかもしれません。
しかし犬が足をなめ続けると、皮膚のトラブルが悪化することがあります。
犬の舌には細菌が多く存在しています。
そのため、同じ場所を繰り返しなめることは、皮膚炎を悪化させかねません。
皮膚炎が悪化すると、次のような症状が見られることがあります。
- ・皮膚が赤くなる
- ・脱毛する
- ・皮膚が黒ずむ
また、なめる行動が続くことで皮膚が厚く硬くなる「なめ壊し」と呼ばれる状態になることもあります。
このような状態になると治療に時間がかかることもあるため、早めの対応が大切です。
動物病院を受診した方がよいケース
犬が一時的に足をなめるだけであれば、大きな問題ではないこともあります。
しかし、次のような様子が見られる場合は動物病院で診察を受けることがおすすめです。
- ・足を頻繁になめている
- ・足先が赤くなっている
- ・脱毛している
- ・皮膚が湿っている
- ・歩き方がおかしい
これらの症状がある場合、皮膚炎や感染症が進行している可能性があります。
悪化して犬が辛くなる前にご自宅で様子を見ずになるべく早めに動物病院へ相談しましょう。
動物病院で行う検査と治療
犬が足をなめる原因を調べるために、動物病院では皮膚の状態を詳しく確認します。
必要に応じて、次のような検査を行うことがあります。
- ・皮膚検査
- ・顕微鏡検査
- ・アレルギー検査
原因によって治療方法は異なりますが、かゆみを抑える治療や原因となっている皮膚炎の治療が一般的です。
また、再発を防ぐためにスキンケアや生活環境の見直しが必要になることもあります。
ご自宅でのスキンケアの方法などについては、遠慮なく獣医師にご相談ください。
犬が足をなめないようにするためにできること
犬が足をなめる行動を防ぐためには、日頃のケアが重要です。
足を清潔に保つ
足を清潔に保つことで、足をなめる頻度を減らせる可能性があります。
例えば、散歩のあとに足を軽く拭くことで、汚れや刺激物を取り除くことができます。
とくに花粉やほこりが多い季節は、足を清潔に保つことが皮膚トラブルの予防の第一歩です。
ストレスをためない生活
犬が退屈やストレスを感じないよう、適度な運動や遊びの時間を確保することも大切です。
環境を整えることで、足をなめる行動が減ることもあります。
皮膚の異常を早めに見つける
足をなめる以外にも、足先の赤みや脱毛などの変化は、皮膚トラブルのサインかもしれません。
日頃から愛犬の足を観察し、異常に気づいた場合は早めに動物病院に相談することが大切ですね。

まとめ
犬が足をなめる理由には、皮膚のかゆみやアレルギー、ストレス、けがなどさまざまな原因があります。
一時的な行動であれば問題ないこともありますが、同じ場所を繰り返しなめている場合は皮膚炎が進行している可能性もあります。
足の赤みや脱毛などの症状が見られる場合は、早めに動物病院で原因を確認することが大切です。
当院では犬の皮膚トラブルについてのご相談にも対応しております。
愛犬が足をなめ続けている、皮膚の状態が気になる場合は、どうぞお気軽にご相談ください。
大阪府和泉市の動物病院
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