ウサギ・ハムスター・モルモットの病気

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ウサギ・ハムスター・モルモットの病気

ウサギの病気

ウサギは、犬猫に次ぐ第三のペットとも言われています。犬猫同様の疾患も多くみられますが、草食動物特有の病気に注意が必要です。

不整咬合

ウサギの歯は一生伸び続けるので、しっかり咀嚼できる食べ物が大切です

げっ歯類の歯は一生伸び続けます。(われわれの爪と同じですね。)
牧草などの繊維質の食べ物で十分に咀嚼し、すり減らし正常な長さに保つことが必要です。ペレットや野菜中心の食生活を続けると、咬み合せが悪くなり、舌や頬に傷を作ったり、歯の根の変形や炎症を招き、食事が採れなくなることがあります。
遺伝的背景も疑われ、小顔のうさぎに発生が多い傾向があります。「よだれが出る、食べない、食べにくい、歯ぎしりをする。」などの症状が見られた場合注意が必要です。
予防には、良質の牧草中心の食生活が重要です。健康診断時に、歯列の検査も実施しています。重度な変形を伴った歯には、性格や症状に応じて麻酔下または無麻酔下での歯科処置が必要です。

胃腸疾患(毛球症・胃腸うっ滞・盲腸便秘・鼓腸症)

ストレスを避け、高繊維食を心がける必要があります

うさぎの消化管は、ち密で繊細なシステムによって制御されています。盲腸には、非常にたくさんの微生物(正常細菌)が住んでおり、これが正常発酵を行うことで栄養をえています。環境や食事の変化、他の病気のストレスなどによりこのシステムが崩れたときに、胃腸疾患に陥ります。猫のように毛を吐き出せないウサギには、結果的に胃内に毛球が形成されたり、毛球自身が、症状にかかわることも多いため、総称として毛球症と呼ばれることも多いです。

予防には、
①出来るだけストレスを避ける
②お部屋で遊ばせる時なども、布や紙きれなどの異物摂取に気を付ける
③日頃から、ブラッシングや環境の掃除を細目に行うことで、飲み込む毛の量を減らす
④水分を十分取る
⑤牧草などの高繊維食を心がける
…などが大切です。

急に元気がなくなる、お腹が張る、食餌を残す(または食べない)、便をしない、異常な便(下痢、形がおかしい、小さい)をするなどの症状があれば、注意が必要です。急性で、致死的なものもあるため、早めにご相談下さい。

泌尿器疾患

トイレで尿が出ないなどのトラブルは結石の可能性があります

うさぎは犬猫と違い摂取しすぎたカルシウム分を尿中に排泄しています。そのため、食餌中のカルシウムが過剰だとペースト状のカルシウム分を多量に含むカルシウム尿症におちいる可能性があります。
中には、膀胱内で結石を形成したりそれが尿道に詰まってしまうこともあります。
トイレに行くが尿がでない、出ているがその量が少ない、色など見た目がおかしい場合はこの可能性がありますので、早めに相談してください。 また、犬猫同様にシニア世代のうさぎには腎不全も見られます。

骨折、脱臼

ウサギは骨が非常に脆いため、骨折や脱臼を起こしやすい

うさぎは強力な筋力を持っている割にそれを支える骨が非常にもろく、性格的に臆病な性格の子も多いため、落下事故や踏みつけ事故ばかりではなく、びっくりして暴れたり、怒ってダンピング(脚の踏み鳴らし)しただけでも骨折や脱臼を起こすことがあります。
骨が繊細であるがために整復が難しい場合も多いですが、放置すると折れた骨が筋肉や皮膚を貫通してしまうこともあるため早目の対処(固定など)が必要です。
常日頃から、抱いたり撫でてあげたりのハンドリングにならし、性格の穏やかなうさぎに育ててあげること、床が滑ったり爪や脚が引っかかったりしにくいように注意し、突然驚かせるなどのストレスを避けることが大切です。

エンセファリトゾーン症

母ウサギなどから感染することもある感染症です

微胞子虫(Encephalitozoon cuniculi)が中枢神経や腎臓に寄生し肉芽腫性炎症を起こすことで、様々な症状を出す病気です。
障害される場所により斜頸、旋回、痙攣、後躯麻痺、開張脚、目の炎症など様々な症状が見られます。
前庭障害の結果起こる斜頸、眼振などの症状は、パスツレラ症との区別が難しいことがあります。血液中の抗体価を測定することで、感染の有無をある程度の精度で調べることができます。
母うさぎなどが尿中に排泄した胞子を経口摂取することで感染します。しかし、感染しているうさぎのすべてが発症するわけではなく、病気の全容はまだ解明されていません。治療では、2次的なトラブルの予防と、効果の期待できる駆虫剤の投薬が必要です。

生殖器疾患

予防には去勢・避妊手術もおすすめです

オスでは、精巣腫瘍が多くみられます。
左右の精巣の大きさに差が認められるようであれば疑います。良性腫瘍が多いですが、中には悪性のものもあり注意が必要です。腫大が見られた場合、全身状態が安定していれば去勢手術を検討します。ケンカやマーキング行動を抑えるためにも、若齢期の去勢手術もおすすめしています。

メスでは、子宮内膜過形成、子宮腺癌、子宮線種、子宮筋腫、子宮水腫、子宮蓄膿症などの子宮疾患が多くみられます。
中でも、子宮腺癌は悪性度が高いものも多く、発見時にすでに肺などに遠隔転移が見られることもあります。 症状は、元気食欲の低下、血尿(不正出血)などです。2歳を過ぎると発生が多くなり、5歳を過ぎたメスうさぎの80%に見られるとの報告もあります。最善の予防法は、避妊手術(子宮と卵巣の切除)です。

ハムスターの病気

ネズミの仲間のハムスターは、人によく慣れ、その愛らしい容姿から、最近ではTVアニメのキャラクターにもなり、子供から大人まで人気のエキゾチックアニマルです。小型のジャンガリアンハムスターや、比較的大型のゴールデンハムスターなど多数の種類があります。寿命も約二年と短いので、冬眠の失敗や腫瘍に注意して飼育してあげてください。

皮膚病

アレルギーも多いため、体質に応じた床材の選択が大切です。

脱毛やかゆみを伴う、皮膚炎などがよく見られます。
不適切な食餌や、細菌、真菌、ウイルス、寄生虫などの感染、あるいは内臓疾患や腫瘍などの病気が原因でおこります。
検査によって原因を特定し、それに応じた治療が必要です。予防には、適切な食餌や、衛生的な環境、アレルギーも多いため、体質に応じた床材の選択が大切です。

消化器疾患

不衛生が頬袋脱の原因になることがあります。

不正咬合、頬袋脱、下痢がよくおこります。
不正咬合は、落下事故、習慣的にケージなどをかじる、歯根に炎症が生じたときなどに起こります。
頬袋脱は、事故的に起こることもありますが、ケージや巣箱が不衛生になり、頬袋に食べ物を長時間ため込んで起こることもあります。
下痢は、細菌、真菌、ウイルス、寄生虫などの感染、あるいは内臓疾患や腫瘍などの病気が原因でおこります。
いずれの病気も重症化する前に早期に対処することが必要です。

腫瘍

私たちには小さく思えても、小柄なハムスターには大きな腫瘍になっていることがある。

腫瘍はネズミの仲間では比較的発生率が高く、ハムスターにもよく起こります。
1歳を過ぎたら特に注意が必要です。
私たちは小さく思えても、小柄なハムスターには大きな腫瘍になっていることがあるため、早期発見、早期対処が必要です。
治療は、良性か悪性かによって異なる場合があり、検査で確認します。状況に応じ手術を行うこともあります。

モルモットの病気

動物園の触れ合いコーナーなどでおなじみのモルモットは、南米に生息しているテンジクネズミを古代インディオが家畜化したといわれています。
性格が温厚であり、様々な被毛のながさや毛並みの品種もあることから、最近はペットとしての人気が出ています。
同じ草食げっ歯類のうさぎと食性は似ていますが、体内でビタミンCを合成できないため、食餌で補う必要があります。

ビタミンC欠乏症

モルモットには新鮮な野菜やフルーツが不可欠です。

前述のように、体内合成できないため、不適切な食餌で起こります。ビタミンCが不足すると、抵抗力が低下し、肺炎、腸炎、結膜炎をおこしたり、歯茎から出血を起こすこともあります。骨の変形、関節炎、不正咬合が起こることもあります。

消化器疾患

ストレスを避け、高繊維食を心がける必要があります。特に干し草は不可欠です。

ウサギと同様、食餌中の繊維質の不足、ストレスなどが原因で起こります。食欲が減る、お腹が張る、膨らむ、便が小さいまたは出ないなどの症状が見られたら要注意です。重症例では、死亡することが多くとても怖いトラブルです。適切な食餌や、ストレスをかけないことが大切です。

不正咬合

ストレスを避け、高繊維食を心がける必要があります

げっ歯類であるモルモットの歯は、一生伸び続けます。牧草などの繊維質の食べ物で、十分に咀嚼し、すり減らし正常な長さに保つことが必要です。ペレットや野菜中心の食生活を続けると、咬み合せが悪くなり、舌や頬に傷を作ったり、歯の根の変形や炎症を招き、食事が採れなくなることがあります。ビタミンC不足も原因になります。急に食べなくなったり、多量のよだれが出たり、歯ぎしりをするようになると、疑いがあります。
口腔内検査やレントゲンで確定し、必要なら、歯を削って治療します。重症例では一生定期的な処置が必要な場合もあるため、早期に対処することが必要です。

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